Excel入門学第二回目(ワークシートの管理:ウィンドウ表示の固定)

Excel入門学

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 こんにちは!Kazです。前回はExcelについての小話とテクニックを話していったので、今回から本格的に技術的な内容を話していきます。今回は「ウィンドウの表示変更」について話していきたいと思います。

 

・ウィンドウの表示変更

 

 ウィンドウの表示変更、これは業務上で使用するExcelの表の簡易的な識別に役立つツールです。

 

 例えば、あなたは業務で大量の顧客データの入力作業をする作業があるとします。(通常なら、MySQLといったデータベース専用のツールを使ってデータ蓄積を行うのですが、今回はExcelの入力を想定します)

 

 あなたはその作業をこんな感じで頑張って入力しました!!(長い!!)

 

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 そしてその後、上司からこんな指示が飛んできます。

 

「作成したExcelの表をみんなで共有するから、『見やすく』しといて」

 

 ここで、上司のいう『見やすい』というのは「作成したExcelの表の項目内容を他の人にも一目でラクに見れる事」を意味しています。

 

「え、見やすくって縮尺をする事なんじゃないの?」

 

では縮尺を行おうと、Excelの右下にある《縮尺ボタン》で設定します。

(写真の赤丸部分の事です)

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・・・はい、物凄く見づらくなりました。これは分かりづらいですね。

 

 では、どうすればいいのか?ここで今回のテーマである

「ウィンドウの表示変更」が出てきます。早速やってみましょう。

 

①ウィンドウの枠の固定

 

 表が一目で分かるというのは項目名がのっている列(とその細かい分類を行っている行)がどこいっても固定されているという事です。では、早速ウィンドウ枠の固定を行ってみましょう。

 

Method

 

実はやることはものすごくシンプルです

(1)

 Excelを開き、項目名直前のセル(一番初めに入力したデータ)を選択し、《表示》タブ→《ウィンドウ枠の固定》→《ウィンドウ枠の固定》を選択する。

 

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※今回作成した表だと、「項目名」と「受注日の各日」を固定するためその直前のセルにあたる【C4】を選択。

 

(2)

 各行列に薄い枠線が出て、その部分がシート内のウィンドウ枠の固定となる。

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※今回だとセル【C4】を基準としたので、その直前の行列が固定される。


(3)

 スクロールすると、シートを縦横にスクロールしても行列が固定されるのが分かる。

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 ②ウィンドウ枠の分割

 

 Excelの表を作成していると、上の表と下の表(もしくは左の表を右の表)をまとめて見たい。そんなときはウィンドウ枠の分割を活用しましょう。

 

Method

 

(1)

 Excelを開き、分割したい行(もしくは列)のセルを選択し、《表示》タブ→《分割》を選択する。

 

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※今回は、上のシートと下のシートを分けるため行の分割を行っている。

 

(2)

 分割されたセルができ、それぞれ独立したスクロールが可能。

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 「見やすい」Excelシートは組織内の仲間は勿論の事、自身の業務内容の整理にも役立ちます。Excelのツールを使い、面倒な入力作業の短縮化を目指していきましょう。

 

 次回は、ワークシートの管理の「Excelの表の印刷」について投稿していきと思います。それでは!